Headway HN-622 SB
SPEC
BODY TOP: シトカスプルース単板
BODY SIDE/BACK: ホンジュラスマホガニー単板
NECK: ホンジュラスマホガニー 1P
FINGER BOARD/BRIDGE: エボニー
SCALE: 628mm
WIDTH AT KNUT: 44.5mm
BRACING: ノンスキャロップド
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手元に置くギターを小ぶりで良質なもの1本にしてしまおうと思い立って,ニューヨーカータイプなどを物色していたところ,ヤフオクで入手しました。
1999年に昭和Headwayの名工:百瀬恭夫氏が,2名のお弟子さんと共にアコースティックギターの製作を再開し,21世紀のHeadwayアコギの歴史がスタートしました。
このギターはシリアルNo.からすると2003年7月30日に製作されたようです。
現在,百瀬さんが製作に携わったカスタムギターはたぶん50万円を下らないと思いますが,ホンジュラスマホガニーを使用した百瀬作のギターが定価22万円ですから,今にして思えばホントにお得ですよネ。
実はこの HN-622SB ですが,2005年頃に一度手に入れたことがあるんです。
珍しく楽器店で新品でオンライン購入(セールで35%引きぐらいだったような記憶が…)して,楽器店からHeadway工場に送ってもらって,ピックガードとストラップピンの取り付けと弦高調整をしてもらったものを納品してもらいました。
ノンスキャロップの新品なので,まだ鳴りが硬い印象で,そうしているうちにその印象のまま手放してしまいました。
今回,久々に入手してケースを開けたとたん,少し塗装が退き始めたサンバーストの渋い美しさにノックアウト!
サウンドもすっかりこなれて,ヴィンテージサウンドっぽいとも言えるようなツヤのある音で,新品で入手した時の印象とは全然違って素晴らしいと思いました!
やはり,良い材料を使ってしっかりと作られたギターは,経年でどんどん良くなっていくものなんですね。
復刻後初期のHeadwayは,今が狙い目なのかもしれませんよ…。